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2006年10月11日 (水)

理想のメニュー3 ~私の食事療法体験

10年前に睾丸癌で入院して、手術・検査=>転移なし=>退院
とまあ、結構お気楽なコースで社会復帰出来たのだが、退院してから、当初は毎週検査。
しばらくして2週に1回、もう少し経ったら1月に1回・・・・という事を言われた。
何だ、つまりは再発が見つかるまで検査に来いという事じゃないか!
もう、検査で病院に行って、あの白い建物を見る度に気分が悪くなったものだ。
「今回再発が見つかったら、また入院???」
そりゃー憂鬱にもなるでしょう。

ここでの私の結論は、
「現代医学は、再発予防の方法を提供してくれない」=「自分で予防するしかない」という事だった。
私の癌との本当の戦い・・・と言うより取り組みは、ここから始まったように思う。
自分の中では、今までの自分の生活、やり方、生き方とか、そういったものが間違っていたという思いがあった。
そして、代替医療、健康法等について色々と情報を集めた結果、自分の食事が間違っていたのではないかという結論に達した。
生活の中で健康に影響を及ぼす要素(たくさんあるのだが)の内、大きな割合を占めるもので、目に見えて変えられるものは?
やっぱり食事である。
もちろん、本当はそういう風に自分を見つめなおす状態に至ること、つまり「気付き(Awareness)」こそが一番重要なファクターなのだが、それは後で分かったこと。

私はたいして料理も出来ないし、病気予防のためだから(命掛かってるし)、独学は危険だと思って、東京・御茶ノ水にある癌治療で有名な食事療法のクリニックに通い始めた。
この時、退院して丁度1ヵ月後ぐらい。
クリニックに通い始めて、ほぼ同時に病院通いをやめた。
以降、現在に至るまで、歯科と眼科(コンタクトレンズの処方箋)以外、病院に行っていないし、検査を受けてもいない。(クリニックで血液の分析はしてくれる)
定期的に行くのはカイロプラクティックだけ。

あらかじめ本で読んで予備知識はあったのだが、そこで指導される食餌(とこのクリニックでは言っている)方は、それまでの私の食事とは全く違った。
ここでの方法は、マクロビオティックに近く、玄米菜食を基本としている。

概要は、
・玄米に、雑穀(小豆、はと麦、あわ、丸麦、黒米等)を混ぜたものを基本食とする。
・玄米にはごま塩をかける。
・味噌汁を飲む。
・梅干とたくあん等の漬物を少量食べる。
・副食(おかず)は少量、季節の野菜や海草を食べる。
・一口100回噛む
・朝食は食べない
更に、病気の治療を目的とする人は、体質に合わせて、薬草茶や酵素等の補助食品を摂る。

大概の人は、最初に「えーっ」と言うだろう。
肉ダメ、牛乳ダメ、砂糖(甘いもの)ダメ、魚も大きいのはダメ、白パンダメ。もちろん化学調味料ダメ。果物もたくさんはダメ。もう、ダメダメ交響曲。
塩(但し自然塩)は、どんどん摂れ。
全部挙げたら大変!(笑)

それまでの私はというと、よく言われていた(今でもか)1日何十品目だかを摂るために、おかずたくさん。
野菜もたくさん食べたけど、肉も魚も乳製品もたくさん。
牛乳も1日1リットル。朝は生卵。
甘いものも好き。酒も強くはないけど結構飲み。
・・・とか、そんな勢いだった。

食に対するパラダイム・シフトが必要だったのである。

私は、これに約2年取り組んで、最初の3ヶ月で13キロ痩せた。
事情を知らない人は、「あいつ、本当に大丈夫なのか?」と私の親に聞いたらしい。
私は、元々痩せている方なので、13キロ痩せたらそりゃー大変ですよ(笑)
スーツもぜーんぶ作り直し。
但し、厳密に上記の通りに実行したのは、大体1年ぐらいのものだろうか。

当時サラリーマンだったので、朝食抜きは朝忙しいことを考えると問題なし。当初はお腹が空いたけど。
昼食は、最初は玄米雑穀ご飯をおにぎりにしてもらって、後には、弁当箱に詰めて持参。
社員食堂に行く同僚とは別に、自席で黙々と玄米を噛む。
薬草茶は、煎じたものを小型の魔法瓶に入れて、やはり会社に持参。
周りの人たちは「何だろうなぁ、こいつ?」と思っていたに違いない。

もちろん(?)、時折脱線もした。
どうしても完全に実行出来なかったのは、「一口100回咀嚼」である。
統計を取っている訳ではないが、結局平均30~50回ぐらいだったろうか?
一口100回噛むと、ご飯1杯食べるのに30分以上掛かるのである。
しかも、ずーっと噛んでいるから、話せない。実に不便・・・
仕事もプライヴェートも、社交生活は殆ど不可能。これじゃー彼女だって出来ないよー。
なので(言い訳)、時折「普通食」に戻ってしまう。
私はこれは仕方が無いと考えて、週に1日は脱線を許すことにした。

とにかく大変だったし身体はガリガリになっちゃったけど、体調はなんと、ぐんぐん良くなった。
結構冷え性だったのが、治った。(以前はスキーすると、いつも足が冷たくて辛かった)
花粉症も、薬がいらなくなった。(鼻水が出ることは出るが、以前は春は薬漬けだった)
寝付き、寝起きが良くなった。
こういうのを実感出来るようになったのは、始めてから3ヶ月ぐらい経ってからだと思う。

後に母が、「傍から見ていて、あそこまでよくやったと思うわよ」としみじみと言った。
再発を予防するため、生きるため、という目標がなかったら、やっぱり続かなかったかも。
しかし、この食餌で癌を治している人も多い。もちろん、これだけでは治らない人もいる。
私はやってみて良かったと思っているが、合わない人もいるだろう。
結局、食事を変えるという事は、ライフスタイルを変えるという事になる。
ライフスタイル=哲学を変えられなければ、結局食事も元に戻ってしまう。
やってみて実感したのは、食事も哲学だという事だ。

さて、現在の私の食事はというと、当時からすれば大幅脱線!
とは言っても、自宅では殆ど玄米しか食べないし、パスタは全粒パスタ。
パンなら全粒粉やライ麦のもの。シリアルなら全粒小麦やナッツ等のものに豆乳。
魚介類は食べるが、肉は2週間に1回ぐらいしか食べないし、牛乳は全く飲まない。
お菓子は、人から頂かない限り、買って食べることはない。(喜んで頂戴します)
但し、外食時は、好きなものを好きなだけ、美味しく頂く♪
ついステーキとか食べてしまうこともしばしば。
元々、食べ物の好き嫌いは全く無いので、そういう意味ではどういう食事療法でも苦労が無いのかもしれないが、「故意に脱線すること」が、長続きの秘訣だと私は考えている。
「単純に物質的に身体に良い食べ物」以外にも、必要なこともあるだろうと思う。
これに、果食を取り入れてみた。
一口100回はムリだから、30回を目標にしている。

また、いったん玄米菜食生活をある程度の期間すると、身体に良くないものを食べると、明らかに体調が悪くなるのが分かる。なので、脱線は長続きしなくなるものだと思う。
肉ばっかり続けて食べると、その後しばらく食べたくなくなるものだ。
「身体が欲しているもの」だって、変わっていくものである。
そんなバランスで、今のところはいいのかなぁと、そんな風に考えている。

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