あなたの病、引き受けさせていただきます
すごい発想があるものだと思った。
「人生が変わる引き受け氣功」月本裕+ワンダーライフ研究会編著 木楽舎
一体どういう事だろう?
そう思って、思わず買ってしまった本だ。
なんとこの氣功は、自分だけでなく、他人の病氣や悩みを「引き受けさせていただきます」という姿勢で行うのだという。
基本的な動作や行法のようなものはあるが、根底にあるのは、この氣持ちということである。
病氣を引き受けて、その波動を取り込んだら・・・何だか恐ろしい感じではないか!
でも、そうすることによって自分も元氣になって行くという。
ふと、「これはホメオパシーのレメディのことだ」と思った。
病氣のエネルギーに非常に良く似たエネルギー(波動と言っても良い)を持つレメディは、ヒトに芽生えた自然の病氣のエネルギーを取り込んで、そのエネルギーを連れ去って行く。
そうハーネマンは言っている。
まさに、レメディが病氣を引き受けているのだ!
こう思い至った時、最初は何だか恐ろしいような、おぞましいような感じがしたこの「引き受ける」というのが、私なりに腑に落ちた。
患者としての自分を考える時、自分が生かされているという感謝の気持ちがあって、何とかお返しをしたいと思ってるが、みんなの分も引き受けますとまでは至らなかったかもしれない。
病氣というのは、戦うものでなく、仲良くやっていくもので、そうすると無くなって行くものだと考え始めていたけど、外から引き受けるという発想は無かった。
治療家としても、色々意気込みや思い入れはあっても、「あなたの病も引き受けます」とまでは感じていなかったかもしれない。
自分はキリストじゃないから・・・そんな諦めもあるのかもしれない。
ありふれた共感といったものを突き抜けた心・・・でも、難しいことじゃないのかもしれないね。
我が家の愛犬は今月13歳になり、元氣と言えば元氣だが、長年皮膚に問題を抱えている。
家の中で飼う犬は、家族の感情の影響を受けるという。
ウチはいい家族関係にあると思うけれど、やはり家族って遠慮が無いというか、ある程度むき出しの感情が飛び交う場でもある。
そういったエネルギーを、この子は黙って受け止めていたのかなぁ?と思って、無性に感謝の気持ちが溢れた。
「ありがとう。痒いの、引き受けさせてねー」って、毎晩語りかけるようになった。
結果はまだ分からないけれど、いい氣付きを与えてくれた本でした。
感謝!
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 『奇跡のリンゴ』(2013.06.24)
- 生き残った者は(2013.06.20)
- 謹賀新年(2013.01.03)
- 謹賀新年(2012.01.04)
- 『チャイナ・プロジェクト』が示唆する放射能汚染牛乳のリスク(2011.06.14)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: あなたの病、引き受けさせていただきます:
» すい臓がんの治療方法 [すい臓がん研究所 すい臓がんを知るためのサイト]
すい臓がんの治療の中心となるのはやはり手術ですが、手術を行なっても5年生存率は10~20パーセントと低く、しかも、1年以内に再発する率が非常に高いという特徴があります。すい臓がんの手術は、がんの広がり方によって、すい臓を部分的に切除する場合と、全部を摘出する場合とがありますが、すい臓を全部とってしまった場合、体内でインスリンというホルモンを作れなくなってしまうため、術後その人は“糖尿病”になります。すい臓を摘出した後は、生涯インスリンと、それからすい臓で作られる消化酵素を外か...... [続きを読む]
ほー、凄い発想だね。そして、自分に相当の覚悟がないと難しいよね。ヒーラーがよく患者さんの氣を受けて具合が悪くなっちゃうというのを聞きますが、(その程度のヒーラーでは駄目だというのも聞きますが)、やはりヒーラーたるもの、関わった以上引き受ける覚悟はいるんだろうな、、、
最近聞いた話で”花”というのは完全に善の波動だけで存在しているので、氣が疲れている人の処に来るとエネルギーを与え尽くして枯れちゃうそうな。そういえば、最近お花を飾っても2-3日で枯れておかしーなーと思っていました。与え尽くす覚悟、でもそれって自然の営みでは普通の事なのかもね。
コメント長すぎですね、すんまそん、、、
投稿: Keiko | 2007年2月15日 (木) 10時38分
タイトルにすごく食いつきました。
私の喘息を連れ去ってくれるならどんなに楽か。。。
先月末の点滴のお陰で大分楽にはなったものの、毎日2回のステロイド吸入によって声枯れの副作用がm(*T▽T*)m
よくしゃべるたかぞうにとって「自分の声が聞き苦しい」というのは苦痛以外の何物でもありません。おとといの夜、咳が出るなぁと思った3時間後(午前2:30頃)に土砂降りになりました。
samさんのように入院するような大病ではありませんが、病気と長く付き合う身になって分かることもありますね。
私がよく行く整骨院でも波動を取り入れた貼り薬を今度入荷するとのこと。最近は分子単位の動きに着目する人が多いようですね。
投稿: たかぞう | 2007年2月16日 (金) 01時15分
たかぞうさん、引き受け氣功の真髄は、まず自分で引き受けることのようですよー!
Keikoさんが書かれた花のように、与えつくすというのも、凄いことですけどねぇ。
投稿: Sam | 2007年2月16日 (金) 02時28分
はじめまして。もともと人を癒す仕事をしたいと思っていましたが、母が手術後抗ガン副作用が出てるのと、自分もガン予防のため気功や、ホメオパシーを始めようと検索中に立ち寄らせてもらいました☆
割と人の波動みたいなのを受けやすい体質なので、病気の人に近寄りたくないような気分にすぐなってしまう私ですが、この考え方がむしろよくないのかもしれないと目からうろこの記事でした~。
考え方を変えて、人の痛みを受け入れるのは難しいけど、治って欲しいという思いで、相手の病気も自分の病気も共に治せていけるような能力を持てるような人になりたいですね~(^^)
投稿: maple | 2007年3月18日 (日) 00時27分
mapleさん、
はじまして。
コメントありがとうございます。
お母様、大変ですね。
早く回復されるよう、お祈りしています。
引き受けの気持ちを込めて!
やっぱり感謝の気持ちなんでしょうね。
癌が治った人も、癌に感謝出来るようになった人が多いようです。
病気に感謝出来るようになるのは大変ですが、引き受けは、そういうキッカケをもたらしてくれそうです。
投稿: Sam | 2007年3月20日 (火) 01時20分
はじめてメール差し上げます。いのちの田圃の会の会員です。「ガンに感謝する」と検索していたら、samさんのブログに行き当たりました。ラッキーです。
横浜の千百人集会、参加しました。凄い感動をいただきました。毎月、田圃の中でもお目にかかっています。ありがとうございました。お疲れ様でした。
さて、引受気功ですが、毎月講習会に参加しているんですよ。藤谷さんというおっちゃん(失礼)が、「私の心と体の病気(不具合)をすべて引き受けます」ということを教えてくださっています。この引受気功と出会ったことで、私は新しい生き直しができた気がしています。ゆっくり、ゆっくりブログ読ませてくださいまし。
投稿: sudo | 2010年10月22日 (金) 15時52分