マイミクの方から質問をいただいた。
「クラシカル・ホメオパシーって何なんでしょう?」
日本のクラシカルは?ということで、叱咤激励をくださったのだが、
いやこれは・・・耳が痛い(>_<)
その方いわく、色々なHPを見て回ると、
プラクティカル(要はホメジャ)と区別がつかないようなクラシカルが結構いるとのこと。
あー、私もその一人かもしれないのだが・・・(汗)
まあ我々、法律で表現が制限されていて、様々な方便を駆使しなければならない事情があるにしても、
ユーザーの方に「クラシカルっぽくない」と言われると、ちょっと重いね。。
- 原則シングル・レメディです
- インナーチャイルドキットとか、そういう摩訶不思議なものはオファーしません
(コンビネーションのキットのようなものはオファーしません)
- 西洋医学の治療を止めろとは言いません(むしろ併用してください)
- コンサルテーションでは、お話をじっくりお伺いします(長時間)
- ホリスティックな癒しを目標とします
これまで言い続けてきたので、簡潔に上記の前提で認識してください。
・・・してるよね?(笑)
さて、そんな話とも関係するが、最近色々と情報が入って来た。
なんでも、某医師の団体に属するホメオパスは、
コンサルテーションが15~20分程度で「全体像は観ません」と宣言しているそうな。
なんですか、それ?
呆れている所へ、ある週刊誌でホメオパシーの事を書いている医師が出てきた。
この人は、やはり某医師の団体所属で、言っている事は上記を裏付ける。
この人たち、病名でレメディを選んでいるような。。結局の所、対症療法なんだな(爆)
(この団体のコースを受講した方も、そういう印象を持ったそう)
レメディを使えば、ホメオパシーだと思ってる。
この某団体は、代替医療の総本山(?)帯津良一先生が会長の団体である。
うぉぉ・・・帯津ファンとしては心苦しいが、ホリスティック医療とか、統合医療って何なの?
ホリスティック医療という高みを目指すその途中に統合医療がある
・・・という事だったと思うのだが、これではタダの「コピー&ペースト」。
こうやって、伝統療法も心ない医師によって骨抜きにされて行くのだなぁ・・・
医師主導になるのは仕方ないんだけど、医師の「都合」で統合とかやると、結局こういう方向になるのかねーと、統合医療への期待もガッカリ感強し。
(まあ上記の人たちが統合医療やってるというのでもないのかもしれないのだが・・・ちょっと脱線)
症例漢方もあるから、そういうホメオパシーがあっても良いんじゃないかと、そう思うのかな?
ホメオパシーは、なかなかそうは行かないと思うぞ。
漢方だって、証を診て処方している人は怒ってるんじゃないか?
ま、少なくとも、ホリスティックではなくなるよね。
それでね、この団体、医師じゃないと危険だからとか、代替療法も医師が行わないと法律違反だとか、主張しているわけだけれども、
あるクリニックで、患者にレメディ飲ませて、全然効かなくて、結局病院送りになった人がいるとかいうウワサもある。
で、結論が、だから医師がやらなきゃ危ない、のだとか(唖然・・・)
全体像を見ないでレメディ選択して、そりゃー効かないか、効いても一時的でしょ。
徹底的に研究するということをせずに、医師免許持ってるというだけで、伝統ある療法をいい加減に利用する方がよっぽど危険でしょう?
あのね・・・神の手を持つと言われる天才脳外科医の福島先生だって、ご自身の専門外の分野のキャッチアップをするのは難しいとTVで言っていた。
福島先生の場合、目指すレベルが違うのかも知れないけどね。。
この人たちの論理で行くと、その内、気功も食事(栄養)も瞑想もヨガも・・・みーんな医師がやらないと危ないなんてことになる。
それぞれを極め尽くす余裕あるんですか?
効かないとか、時間が掛かるとか、科学的でないとか、
代替療法や民間療法をさんざん下に置いといて、いざとなると自分達に都合の良い所だけ持って行こうとするのは、
これまでそれらの療法を守り続けてきた先人達への冒涜であろう。
患者さんも、15分って・・・ホメオパシーに来たのにと、ガッカリされる方もいるんじゃないかな?
結局は、患者さんに対する冒涜なんじゃないかと思う。
こういうのホメオパシーとは言わない!
まあ、あの、クラシカルとはこの人たち言ってないけどさ・・・
また、統合医療・・・まではいいかも知れんが、ホリスティックとか言えるものではない。
ホメオパシーは、微細なエネルギーに働きかけ自然治癒力を目覚めさせて、
自然の流れに沿った自律的な癒しをもたらす安全なホリスティック療法なんです。
ホリスティックな癒しを目指すんだから、それなりに難しいし時間が掛かることも事実。
(そういう高みを目指しているんでしょう?)
それをショートカットしたいのだか何だか、都合のいい合理主義を持ち込んで、わざわざ危険なものにしなさんな。
しかもそのやり方、ちっとも科学的じゃないぞ(笑)
それならいっそ、海外の有名ホメオパスから頻繁に学んでいて、
近頃、その方法論に修正を加える柔軟さがあるホメジャの方が相当マトモ。
(今までは何だったか?と思う部分はさておき)
少なくとも、メニューは分かりやすく・・・ってことですね。(私も気を付けます)
ホメオパシー受けに行ったつもりが、違うものだった~ではガッカリだものね。
以前も紹介したが、
ハーネマニアンとして名高いホメオパス(医師)であるLuc De Schepperは、
“Talking homeopathy” while “walking allopathy”
ホメオパシーの話をしながらアロパシーを行っている
・・・ような人を、Pseudo-homeopath、いんちきホメオパスと呼んでいるのである。
ホメオパシーを求めていない人には、関係ありません、ハイ。
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